雪舟庭は大正十五年、国の史跡名勝地として指定され、その後、昭和二十八年と昭和三十年の二度にわたり豪雨災害に遭いました。昭和三十一年に、復旧整備され現在に至っています。
日常の庭園管理や整備(剪定等)は庭師さんにお願いしてますが、現状変更や修復工事は国や県・市の許可が必要となります。そこで常栄寺では「常栄寺庭園保存整備委員会」を立ち上げました。メンバーは造園や埋蔵文化財・文献の専門家、文化庁の調査官・県や市の文化財課・コンサルタント、それに常栄寺のスタッフ。東京・京都から福岡の博多まで総勢二十二名です。
庭園の保存整備工事では埋蔵文化財の発掘調査も行われます。普段、見ることが出来ない発掘調査の様子を楽しみにして下さい。
拝観の皆様にはなるべく迷惑にならぬ様、配慮の上、保存整備工事を進めて行きますが、ご理解の程、よろしくお願いします。