常栄寺庭園保存整備の日々

12月に入り寒さも厳しくなってまいりました。 現在の常栄寺の保存整備調査について、日々少しずつですがスタッフブログにてご報告させていただきます。 現在保存整備調査のため、池泉の水を抜き無水状態になっております。 昭和30年代に庭園奥にあるため池の決壊により土砂崩れが起き、その災害復旧のために水が抜かれて以降、今回初めて水を抜くことになるのではないでしょうか。 拝観の皆様にはしばらくの間ご迷惑をおかけいたしますが、庭園の管理、維持をしていく上で必要な経緯であることをご理解いただければ幸せです。

12月6日現在他にも、大きくなりすぎた樹木の伐採、史跡に関する埋蔵調査のため庭園のトレンチを掘る作業も進められています(これも初めてです) 国をはじめ、県、市、そして専門家の先生方のご指導のもと進めてゆく事業になります。 年月をかけて少しずつ変化してゆく雪舟庭を見守っていただけたらと思います。